渋谷駅のみどりの窓口に滑り込んだ。
「すんません、のぞみ新大阪まで」というと、「え?今日ですか」ときた。
この慌てふためいたサラリーマンが明らかに焦っている状況をみて「今日ですか?」はないだろうよ。
今の段階で列車は、最終とその一つ前ののぞみだけだ。一人なら何とかなるかと思ったが、それはやはり甘い。指定はもう完売だった。残るは自由とグリーンだ。
はじめ迷わず「じゃあ自由で」と言ったが、ホワッホワッホワッと頭の上に雲がでてきた。
「いやもう一度考えよう。今帰っても明日の朝7時半には梅田にいなければならないんだぞ。日曜も終日仕事だし、次の祝日も仕事だ。ここは少し贅沢をしてもいいんじゃないのか」。
「あ、やっぱりグリーンでお願いします」。
おいおい、特急券料金よりグリーン券料金の方が高いのかよ・・
いつものように乗車前にビールと干し貝柱を買ってグリーン車に乗り込んだ。グリーンもほぼ満席状態だ。
ワゴン王は、いつものように車内販売を待っていた。
・・が、このグリーン車で指定席とは違う光景を目の当たりにした。
列車は「のぞみ」だが、ワゴンは各駅停車なのだ。車内に「来た!」とおもったら、手前の席から順番に声がかかっている。まるで、「全員何か頼まないといけないのか」くらいに。
結局、何も買わず疲れていたのもあってそのまま眠ってしまった。
ここのところロクに寝ていないのもあったから、5000円越しの金で睡眠を買ったというオチになってしまった。
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