やきとりが食べたいと思って、今回飛び込んだのはとり幸。
ほぼ一見客が来ないんだろうなということが分かってしまう、引戸を開けた瞬間のピリついた空気感。明らかに常連客との対応とは異なる辿々しさがひしひしと伝わってくる。
いいね、この久々のアウェー感。
店内はL字カウンターで9席かな…先客が3人。昭和の佇まいが渋い。
とりあえず、日本酒を燗で頂こうかな。常連客で日本酒を飲む人がいないようで、加えて燗にする注文だから温めるまでの時間がちょっとかかる。すっと出ると思ったから、逆に申し訳ないな…
程よく温まったところをつぃー、うー温まる。
手元と、店の奥にも品書きがかかる…頭上にある黒板とホワイトボードに色々書かれているが、値段が一切書かれていない。手元にある品書きの方には料金が書かれてはいるが、これも最新情報かどうかも判断しかねるな。まじか…焼鳥食べるつもりで入ったのに(笑)
まるで入ってくる客の方が悪いような言いっぷりだが、だったら外の提灯を外せってーの(笑)、どう見ても外観は完全にやきとりの店だって。
…ま、それよりも重要なことは、やきとりがないということは、この筆頭にやきとりと書かれている手元の品書きや黒板などはみな、情報としては最新・有効ではないことがここで確定したことだ。料金が分からない上に、その一品があるかないかも分からないのか…
じゃあ何が出来るのかは探り探りだな…ちょっとワクワクしてきた。
ポテトサラダ…はあります?あ、じゃあをそれを。パッケージからそのまま装っているから出来合いだけど、そこは特段問わないので、盛りっとしていただいたところをいただく。芋のゴロゴロ感が楽しめるしっとりタイプ。
前半で色々茶化し気味に書いたが、お店は85歳を越えるお母さん一人で切り盛り。営業を53年続けている老舗だ。お酒好きで、常連客との話に盛り上がる。そんな人柄やこのお店の雰囲気もあって、昔からのお客さんもやって来るんだそうな。
常連客の雰囲気も落ち着いた感じで、特段クローズドでもなく、話をしたい人が集まっている感じ(関東はホントこれが多い)で、いい雰囲気だ。
緊張がゆるんでくると色々話が出来るようになる。お母さんは飲みながらでも「飲んでも出来りゃいいのよ…何でも出来んのよ、だけどやきとりだけは」と、やきとりで何かあったんかと思うくらい、何かとやきとりを毛嫌いしているな(笑)
熱燗はややこしかったので、瓶ビール(中瓶)を発注。あと、ホワイトボードにあるナスみそ炒をいただきましょうか。
フライパンを振り始めると、確かにシャキッとしてる(笑)
お茄子以外に、ピーマンやもやしも一緒に。炒めの香ばしさに、味噌のコクがいい塩梅に出ている。この味好きだわ。
帰り際には「こんな店だけどまた良かったら寄って下さい」。お会計が2600円だったところからすると、概ね一品は500〜600円クラスの価格帯な感じかな。
長く昔からのお客さんを迎える姿勢って、一見にはその背景は分からないし勝手なイメージを植え付けるのも違うと思うんだよね。誰であってもこの空間にいて、いい時間過ごせたなってのが大切かと。
蒲田もこういったお店が少なくなったので、ホント頑張ってほしいな。
いやぁ楽しい時間になりました。
気になる人は是非。<
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■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:とり幸
場所:東京都大田区西蒲田7-9-8
時間:〜22:00 日祝休
電話:03-3739-4205








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