石橋には本当に色んな店があるんだけど、
一人では入りにくい店も結構ある。敷居が高そうというのはあまりないんだけど、常連が固まる店、一人では居心地の悪そうな店等々。
じゃあ、そうした店を除いて他をあたるかというと、もう結構行っちゃってるのよね。
石橋をぶらぶら・・・どこか新規開拓できないかなあ。
「おっと、ここ・・・ここなあ」
ニッショー通りの耕文堂、その横の道を入っていくと、数軒の店が軒を連ねている。
焼鳥屋、焼酎の店、スナック・・・外観からして分かりやすいし、客の入りも何となく確認できたりする。
・・・が、1軒静かに明かりを灯す店があった。
「季節料理 司」だ。
この「季節料理」というキーワードがまず、敷居をぐっと上げている気がする。
格子窓からもれるオレンジの明かり以外の情報が全く得られない・・・
中に客がいるような雰囲気でもなかったので、「えーい」、決心して入ってみることにした。
入ってみたら入ってみたで、外観と全く違う世界がそこには広がっていた。
このギャップ体験は初めてだ。
外から見ると小料理屋だが、中に入るとスナックに近い。
ただ、カラオケやテレビがあるわけではなく、L字カウンターはテーブル位置が低いので、
恐らくは店と客、客同士が会話を楽しむフィールドになっているんだな、と思った。
瓶ビールに小鉢、鰤の煮付けを出してもらう。
音の無い空間に店の方と2人きり。
折角なので、店のことを色々と聞いてみることにした。
すると、C級呑兵衛が生まれる前からの営業、もう40年になるという。
当時、若者が集う店だったそうだが、時が経つと、その人達が結婚をし子供が出来る、今では「孫が出来た」といってやって来る。
食べるものを用意するにも、そうした人たちのニーズを受けて、ちょっとしたものだけをおくようになったとか。
これだけ長い年月の常連が、未だ店を支えているというのが凄いわね。
正直、一見は殆ど無いといっていたが、
今回、C級呑兵衛が来たことによって、久々の一見ということもあるけど、ここ最近では、最年少の客として迎えられた。
でも、「外観から、よく入りにくいと言われるんですよ」という会話にもあるように、新しい客にもやっぱり来て欲しいと語る。
ししゃもの南蛮漬けに、「二階堂」を口に含む。
「味を楽しむ」「会話を楽しむ」・・・店には色んな顔があると思うし、客もその時の雰囲気で店を決める。
今回ので店は、会話の中で「歴史を感じる」、懐かしい気持ちになれたね。地元の話も色々できたしね。
やー石橋はやっぱり面白い。
あ、ごめんなさい。ついつい閉店時間まで居座っちゃったね。
「また、寄せてもらいます」
店を出ると、間もなくして看板の電気が消えた。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:季節料理 司
場所:池田市石橋1-9-4
電話:072-762-1456
営業:17:30~23:00 日祝休
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