野暮用で京都へ出ることがあったので、久々に伏見にやってきた。
もー、伏見といえば伏見稲荷大社に向かわないわけにはいかない。
日本全国にある約30,000はあるお稲荷さん(稲荷神社)の総本宮だっせ。

稲荷神社の「稲荷」は、この伏見稲荷大社の背後にある稲荷山から来ている。この山に主祭神、稲荷大神(宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ))が鎮座しているからこその伏見稲荷大社というわけ。食べもん、そして、稲作を司る五穀豊穣の神様だ。商売繁盛としても信仰が厚いよね。
ちなみに間違いがちなんだけど、
「お稲荷さん=狐」ではないんだよね。狐は、あくまで稲荷大神の使い。実際に行ってみると、楼門や本殿前などで稲荷大神を守るように、狛犬ならぬ狛狐が凛々しくいるぞ。

ま・・・JR稲荷駅前の鳥居横にいるのは、ちょっとおたわむれ感が出過ぎてるけどね。
くわえているのは揚げじゃないよ、稲穂だよん。

少し話それるけど、
食べもんネタというところで「稲荷」といえばご存知、いなり寿司。
この「いなり(稲荷)」、この稲荷山から来てるんだよね。稲荷大神への供物の1つとして「揚げ」があるんだけど、神使なのになぜか「狐=揚げ」のイメージがついちゃった感じ。お揚げさんがのったうどんを「きつねうどん」というのもそうだよね。関西のいなり寿司は三角なんだけど、稲荷山のイメージだったり、狐の耳をモチーフにしているなんて謂れがありますな。
雑学というところでもう一つ、さっきの狛狐。
アップしている狛狐を見てもらうと口にくわえているのは稲穂。前半の文面から、その理由はわかるよね。
でも、稲穂の他に、巻物・玉(宝珠)・鍵をくわえているものもある。玉鍵信仰からきていて、玉は稲荷大神の霊徳、それを守る、もしくは、その恩恵に預かるために必要な鍵みたいなところなんだけど、なんか後から信仰が追加されて混在してくるとややこしいわね。
ただ、稲荷大神への信仰が厚かった中で、この玉鍵を屋号にして商売を始めたのが花火屋さん、鍵屋と玉屋。あの、「たまや~」「かぎや~」はここから来てるんだよね。ちなみに玉屋は、比較的早い段階で廃業してるのよね・・・
それにしても、ものすごい観光客で、千本鳥居で写真を撮ろうと思ったら大変だな・・・

本殿だけで帰るのも呆気ないので、稲荷山を少し登ってみるんだけど、人は多いし、なかなか先の見えない道に心が折れて、全然手前の熊鷹社でUターン。
熊鷹社の前にある「竹屋」の佇まいもお見事。ここの雰囲気いいねー
熊鷹社は勝負ごとの神らしいんだけど、ここに立ち寄って心が折れて、これ以上進むという勝負に負けているC級呑兵衛。


元来た道を戻り、本殿西側から駅の方に向かう道には、食事処やお土産屋さんが並ぶ伏見稲荷参道商店街。
その通りにある「お食事処 稲福」の前を通ると、網焼きの香ばしい香りが・・・

伏見稲荷の名物といえば、すずめとうずら。どちらもあまり他ではお見かけしないコンビだ。焼鳥といえば聞こえはいいが、これ、どちらも丸焼き。
すずめは非常に希少なので、店内で食事する場合しか注文出来ない。今回、あまり時間がなかったので、うずら(700円)をテイクアウトすることにした。
じっくり焼き上げて、タレをつけてはまた焼いて…火が通りやすいように切り込みを入れたり、蓋をして蒸したりなどなかなか手間がかかる一品。
たまたま、店内注文のあったすずめが横で焼かれることに。これ、身あるのかな…寒すずめで、限られた狩猟期間で獲られた国産ものだ。昔は、いくつかの焼鳥屋でメニューとしてあったような気がするんだけどねー
タレでいい照り具合になったうずら…ホント丸焼きだな(笑)
裏参道で人も多いので、ちょっと脇によって立ち食いだな。
見た目はともかく、鳥だからそんな奇抜な味な訳がないんだけど、肉質硬めで野性味のある味わい。「骨まで食べられるんで」と説明があって完食はしたんだけど、魚の骨レベルとは全然違うので、かなり、バキバキに噛み砕かないと厳しい。こんなワイルドな焼鳥を食べたのは初めてだぜ。
千本鳥居だけじゃない伏見稲荷大社、参道のお店が気になる人は、散策にぜひ~
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:稲福
場所:京都市伏見区深草開土町2-4
時間:9:00~17:00 火休
電話:075-641-3696
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